女性のための医療相談掲示板【婦人科】
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以前トリキュラーを服用した際、にきびなどの副作用が強く、マーベロンがアンドロゲン活性が少ないとのことで1年ほど服用したところ、にきびなどは全くなくなりました。
ただ、以前に比べて体重が減りにくいと感じたため、ヤスミンに変更して1ヶ月目ですが、抗アンドロゲン作用だけでなく、抗アルドステロン作用もあるせいか、口渇感が酷いのと、頻尿、性欲減退、性交時の潤滑の低下が服用後2週ほどで目立ってきたので、確かに浮腫みにくいのですが、性交に関するQOLが下がるので、やめようかと考え中です。海外認可のピルであると、まだ論文なども少なく、細かい副作用などが分かりかねますが、抗アンドロゲン作用だけでなく、抗アルドステロン作用も兼ねていると、理論的には性欲減退に関しては、やはりより強い減退傾向があるのでしょうか?マーベロン服用時はそこまで感じなかったのですが…。
そもそも女性の性欲って単体のホルモンじゃ説明できないのでしょうか。ネットで調べたところアンドロゲンが性機能や性欲に関係するというエビデンスがないという報告も見つけたりで難しいです。
少し話が反れてしまいましたが、低用量ピルの中で、一番性機能に副作用が少ないものはどれでしょうか。最近発売のメリアンに含まれるゲストデンという黄体ホルモンはいかがでしょうか。A/P比が高すぎるとにきびが心配ですし、抗アンドロゲン作用が強すぎても性機能低下が心配です。抗アンドロゲン作用が強すぎなくて、でも、アンドロゲン活性の高くないものってないんでしょうか(^^;
役に立った! 1かなりハイレベルなご質問ですね!
医療関係者かメーカーの方なのでしょうか??
産婦人科医師同士の間でも、黄体ホルモンの種類とホルモン活性まで気にして処方している医師がほとんどいないせいかその様な話し合いになった事はまずありません(笑)。
まず、アンドロゲン活性は性機能に関連すると考えています。
なのでDHEAという成分の入った薬剤が積極的にアンチエイジング医療(当然性欲も比例します)に使用されています。
(すみません。アンドロゲンが性欲に関係しないエビデンスは知りません・・・)
ヤスミンは今後日本市場にも納入される事が予想されるピルの1種です。
むくみを気にする日本女性にとってはニーズが高いでしょう。
ただ、僕自身使用経験がないのでこればかりは明確なコメントが出来ません。
マーベロンでも抗アンドロゲン作用が強く出るせいで性欲減退やうつ症状が出る方がたまにいます。
そういう事から考えれば、性欲減退予防は今のところトリキュラーの様な第2世代ピルでコントロールして、にきびはスピロノラクトン製剤(アルダクトン)を併用すると良いかもしれませんね。
ただ、この併用は試した事がないので何とも言えません・・・。
では、ご参考にして下さい。
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