女性のための医療相談掲示板【婦人科】
なかなか診察では聞きづらいことや、誰にも言えない些細なお悩みなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
診療や手術の合間に回答をさせていただいておりますので、ご回答が遅くなる場合もございます。
また、状況に応じて新規投稿を一時停止させていただくこともございます。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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ワクチンの安全性というのは、実際どうなのでしょうか?
何かワクチンができると必ず、反対派が出てきて、怖い話をするので、打つべきかどうなのか分からなくなってしまいます。
コロナのワクチンも危険視する意見が目立つのでどうするか迷っていますし、子宮頚がんのワクチンも、重い障害が残った例があったり、確率は少なくても、もしもそれに当たってしまったらと思うと、将来娘に打たせるべきなのか、子どものことになると本当に必要なのか、余計に悩んでしまいます。
結局は、少ない確率の最悪な結果になることよりも、その他大勢に入れた場合のメリットを重視するなら打つし、最悪の結果の方が怖いなら打たない、という判断をするしかないのでしょうか?
役に立った! 0僕の立場で言わせていただけば、やはりワクチンは感染予防、死亡率低下を目的として開発されたものなので積極的に接種をお勧めします。
ちなみにガーダシルという子宮頸癌予防ワクチンは当院の患者様で第3相臨床試験を200名の方にご協力いただき1人も重篤な副作用は出ませんでした。
にも関わらず、マスコミの副反応報道で現在20歳以下の女性がほぼ打っていないという状況です。(結果ワクチンと副反応は因果関係無しと証明されたニュースは流してくれません)
その結果30〜40%も減らせた子宮頸癌の発症リスクが又元に戻り、子宮全摘で妊娠ができなくなったり、命を落とす若年女性が増える事が予測されています。
今は9価 HPVワクチンも発売されたので、当院としては積極的に接種を進める姿勢を今後も続けていくつもりです。
ただコロナワクチンに関しては本当にどこまで予防効果があるのか、現在の変異型ウイルスにどこまで効果の期待ができるのか、追加接種の必要性などまだまだ問題が山積みである事も事実です。
それでも現時点で打つ事でのメリットははるかに大きいエビデンスが多いので、打つべきという立場である事もご理解いただけると幸いです。
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コロナワクチンは出たばかりなので仕方ないですが、子宮頚がんワクチンの恐ろしい副反応の話は因果関係なしと証明されているのですか?
周りの保護者世代もみんな、当時の報道イメージが強く残っていて、あんなリスクを負わせるくらいなら絶対に打たせない方が良いと話しています。
それよりも、無防備な性行為をしないように教育する方が安心、と考えたくなりますが。
怖いワクチンのイメージしかないですが、違うなら勉強しようと思いました。
役に立った! 0子宮頸がんワクチンの副反応は因果関係無しと証明されていますし、WHOも未だに普及しない唯一の先進国である日本の現状を問題視しています。
一番進んでいるオーストラリアでは同世代の男性も接種する事で、子宮頸がん発症率、死亡率は明らかに低下しました。
マスコミの報道一つで国民の意識が決まる位マスコミの責任は大きいと思っています。あの車椅子に乗った女の子の画像を出せばどれだけインパクトがある事か、それでも年間3000人と言われる日本の女性の命が子宮頸がんで失われている事実はなかなかわかりやすく報道してくれません。
臨床の現場から言わせていただくと、HPVに感染し、異形成、精密検査の方が急増しております。全員が癌になる訳ではないですがそもそも性行為で感染するウイルスで癌になってしまうリスクがあるという根本的な教育が徹底されていない事で、検診率も低いままです。
コンドームだけで防げない可能性もあり、子宮頸部腺がんは稀に細胞診の検診でも見落とされます。
なので今後は検診のやり方や中身も検討する時期に来ていると思いますし、婦人科で内診をしなくてもHPVがいるかどうかを簡単に調べるキットを普及させ、やはり9価子宮頸がんワクチンの啓蒙と普及をしていく事しかないので、今後も情報発信させていただきます。
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