女性のための医療相談掲示板【婦人科】
なかなか診察では聞きづらいことや、誰にも言えない些細なお悩みなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
診療や手術の合間に回答をさせていただいておりますので、ご回答が遅くなる場合もございます。
また、状況に応じて新規投稿を一時停止させていただくこともございます。
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先生、お世話になります。
私は39歳、女性です。
中学生の頃から脂性肌やにきびに悩まされてきました。
にきびは26歳ぐらいで止まったのですが、相変わらず、油田の様に体中から皮脂が出ます。
3年程前、「スピロノラクトン」治療を知り、地元の皮膚科でアルダクトンを処方して頂きました。
ピル(マーベロン)と併用して50mgを1日2回のみ続けたところ、2日目の朝に全く皮脂が出なくなりました。
ところが、2週間程服用したある日、蕁麻疹が出てしまいました。
顔も腫れ上がり、仕事にも行けない状況になりましたが、蕁麻疹を抑える薬(抗ヒスタミン剤)を皮膚科にて処方して頂き飲んだところ、ひいていきました。
その後も、体に悪いとは分かっていましたが、諦めきれず、スピロノラクトンの量を1/4にして飲み続けたところ、問題なかったので、その後も、少し量を増やして50mg/日を半年続けましたが、蕁麻疹等はでませんでした。
しかし、スピロノラクトンを飲み続ける事によって、いつかどこかの臓器に影響が出てくるのではないかということと、マーベロンの影響なのか血小板の数値が何ヶ月もオーバーし続け、更に、吐き気が酷く倒れてしまい、救急外来に運ばれた事もあったたため、スピロノラクトンもマーベロンもやめました。
それから数ヶ月後、また元の油田肌に戻ってしまいました。
女性ホルモンやダイアンを飲もうかと思ったのですが、怖いので(ダイアンは酢酸シプロテロンの肝臓障害事例)、今は、オエストロジェルというエチニルエストラジオールが入ったジェル1.25gを体に塗っています。しかし、まだ皮脂抑制効果は感じていません。
やはり、今のところ、スピロノラクトンを使用しなければどうにもならない様なので、また飲もうとしています。そこで、質問なのですが、
・一度薬疹が出ても、その後問題が無ければ飲み続けても問題ないでしょうか。
・ニキビではなく過剰に出てくる皮脂を抑えるのが目的なので、スピロノラクトンを飲むのであれば、これから生涯飲み続けることが必要だと思います。
スピロノラクトンを何年常用し続けても(〜100mg/日)問題ないのでしょうか(どこか臓器が悪くなったりしないでしょうか)。
何年何十年と飲んでいる人は実際にいるのでしょうか。そして、その様な方々はどの臓器にも悪い影響は出ていないのでしょうか。
・やはり毎日薬を飲む事には抵抗があります。3日程飲むときいてくる様なので、週に2、3日飲んで、何日か飲まず、また、皮脂が出てきたら飲んでという事を繰り返しても良いでしょうか。それとも、毎日飲む方がホルモンバランス等が安定して安全なのでしょうか。
・以前3ヶ月程スピロノラクトンを飲んだ頃、少しだけ皮脂が出てきました。スピロノラクトンは耐性ができてくるのでしょうか。
・マーベロンを飲むと血小板数値が上がってしまうので、ピルはできるだけ飲みたくありません(飲まなければならないとすれば、更に低容量のマーシロンを輸入して飲むと思います)。25mg/日等、少量を毎日飲むと無月経や不正出血を防ぐ事はできるでしょうか。また、その様な事例はありますか。
・なぜ女性は「フィナステリド」を使用する事ができないのでしょうか。5αリダクターゼの結合を妨ぐ働きがある様なので、妊娠の可能性が無ければ使用できる気がします。「皮膚からも吸収するので女性は錠剤に触ってもいけない」とAGA治療等のHPでよく見るのですが、これは逆に肝臓を通さず(痛めず)経皮吸収できるので、抗アンドロゲンを目的とするのであれば、女性にも良いのではないかと思いました。
お忙しい中、大変お手数をおかけ致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。
役に立った! 0まず蕁麻疹がスピロノラクトンの影響なら少量でも出てしまうでしょう。
その時期に一過性にストレスが多く免疫力が低下していたのではないでしょうか?
なので服用自身は問題ありません。
僕自身は、必ずピルと併用して処方をするので単独でスピロノラクトンの使用はお勧めしません。ホルモンバランスを乱し不正出血のリスクが高くなります。
継続した服用は問題ありませんが、肝機能や腎機能、電解質の数値をチェックしましょう。
ピルで血小板数値が上昇する事は因果関係はあまり考えにくいですし、血小板の数値が上がる事=血栓リスクが増加する事にはなりません。
マーシロンでも良いですが、当然超低用量になるので、不正出血はしやすくはなると思います。
フィナステリドに関しては、妊娠の安全性だけでなく、ホルモンバランスとの相関性を女性での臨床試験がないので使用禁忌となっているのでしょう。
では、ご参考にして下さい。
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