女性のための医療相談掲示板【婦人科】
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インターネットでピルのガイドラインを検索して読みました。
抗生剤とピルの併用については、「酵素誘導性以外の広域性抗生剤は飲んだ日とその後の1週間は他の避妊方法を併用するべし」と書いてありました。
?つまり、ほとんどの抗生剤がダメということですか?
?キノロン系はいいみたいなこと書いてありましたが、ニュー キノロン系の抗生剤とはちがうのですか?
?クラリシッドは広域性ですか?
?なぜ、抗生剤を飲み終わったその後の1週間も注意が必要な んですか?
煙が頭からモクモクと・・・
役に立った! 0ガイドライン上では、限られた抗生剤についてのみ記載されております。
代表はペニシリン系、マクロライド系などの抗生剤です。
当院では全ての抗生剤は避妊効果を落とす可能性があると指導しております。
キノロン系はニューキノロン系の抗生剤を指します。
クラリシッドはマクロライド系抗生剤です。
抗生剤の影響により、ピルの吸収率が低下すると排卵抑制作用が低下するために、避妊効果が低下します。
ただ、排卵は内服併用した日にする訳ではありません。
卵胞が発育するのには時間が必要です。
その目安が約1週間程度なので、併用した日から1週間後くらいからが一番危険な状況になるとご理解下さい。
ピルだけの服用を14錠連続でしてから、再び避妊効果が維持されると考えておけば間違いありません。
では、ご参考にして下さい。
役に立った! 1私がインターネットでみたガイドラインにはペニシリン系とかの言葉はなかった気が・・・
古かったのでしょうか?
最新の書いてあるページがありましたら、紹介してください。
役に立った! 0抗生物質の中で、マクロライド系やペニシリン系の抗生物質は特に避妊効果に支障が出る恐れがある事は、以前からのガイドラインに明記されています。
なので、新ガイドラインでは細かい明記はされていないかもしれません。
ただ、当院では全ての抗生物質は注意という事で統一しております。
過去に3例の妊娠例は、抗生物質併用によるものでした。
統一以降は1例も妊娠例は出ておりません。
では、ご参考にして下さい。
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